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憶えていること、忘れていること、どちらも脳のどこかに書棚、ロッカーみたいな場所に、本当は生まれてから今までの全ての行動や思いの記憶が、整理整頓されているのだろう。
忘れているということは記憶それ自体が消滅しているわけではなく、脳のロッカーの奥深くしまわれているだけのことに違いない。

ちょっとしたはずみ、匂いや音や空気の色に刺激されて、それらがふいと浮かび上がってくる。それは意識的なことではなくて感覚的な感応なのです。

でも、つまらない出来事、大昔の、ささやかな友人との会話、居酒屋での女将さんとのお話、子供の頃の、10円持って駄菓子屋での、練り飴を割り箸でくるくる巻いて食べたことやところてんを押し出して甘蜜を掛けて食べたことなんかが、細やかなディテールごと、まるで昨日のことのように鮮明に、なんの前触れもなく思い出されるのです。

けれどもどうしても思い出せない時代があって、22歳位から25歳くらいまで、何をしていたのかまるっきり思い出せない。本当に不思議なことで、一体脳のどこがそれらを選択する判断をくだしているのか謎めいたこと。
忘れるということが本当に機能して、これは必要な記憶、これは捨てても構わない記憶と脳の何処かが勝手に判断したら恐ろしい。
スペースオデッセーのハルみたいにボーマン船長に次々とメモリー装置を抜かれていく恐怖はたとえコンピュータでも恐ろしかったに違いない。

いったん人工知能、自意識を持ったロボットやコンピュータなら人間と同じ恐怖を味わう、そういえば映画「 A.I 」もそんなお話で、あれは悲しい映画だった。あ、クリス・コロンバスの「アンドリューNDR114」も切ないお話。

人間は言葉を獲得して、記憶という知恵を得たけれど、悲しみというものから逃げられなくなった、本能という超無意識の力で生き延びてきた動物たちとくらべて、どちらが幸せなことか、私にはわかりません。

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Relevé complet d' Anniversary Song - Django


ここでクラリネット吹いてるの誰だったか。CD持ってたんだけど売っちゃってすごく後悔。メランコリックジャンゴ。
ちなみに映画「ギター弾きの恋」のサマンサ・モートンはフェリーニの「道」のジュリエッタ・マシーナに匹敵する可愛らしさ、切なさ、天使ぶりです。私はショーン・ペン演じるおろかなエメット・レイの喪失感に半端ないシンパシーを感じて思い切り泣きました。
2013.07.17 Wed l フォトスケッチ l コメント (0) トラックバック (0) l top


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