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 ふと気がつけば
 父の年より長生きして、最後の家族、母を看取り
 親戚縁者はなぜか縁もなく、仕事もなくなって
 体中病気持ち、僅かな年金と奥様の仕事に甘え
 かろうじて日々をやりすごし、他人からみたら
 情けない男、人生の悲哀を漂わせた
 わびしいおじさんに見えているだろうと思います

 努力も足りず、才能もなく、信頼もされず
 でもね、いまとなっては誰にも束縛されず
 奥様以外の、心配しなくてはいけない家族もなく
 気遣わなければならない人々もいなくなりました

 
 かつての縁者・友人・家族の
 私からしんどくなって離れていった人たち
 あるいは愚かな私からいつしか離れていった人たち
 私のいたらない行いのせいでしょう
 大事に見守ってきた人にも
 三行半を突きつけられたこともありました
 その代わりに人さまから必要とされるような
 責任からも開放され、ずいぶん気楽に
 自分と向き合えるようになりました

 お終いをむかえつつある一人として
 いつ消滅しても憂うことのない毎日
 わずかな友人・知人を除き
 人に案じてもらえることもなく
 でも会いたくない人には会わなくてもいい
 我慢して嫌いな人と付き合う事もなくなり
 負け惜しみのように聞こえるでしょうけど
 最後に与えられた安心かもしれません

 死者を屈辱するなといいます。
 けれども他人なら何も求めないのに
 血縁だというだけで過剰に依存しあうのは
 美しくありません
 家族だからってそれでいいわけがありません
 ふりかえると思春期から家族兄弟の問題に悩まされ
 愚かな兄たちにずいぶん嫌な思いも我慢もしてきて
 ここに来てやっと訪れた「なにもない」状態は
 阿呆な私ですが、とてもさいわいなことだと思えます
 本当の孤独、本当の自由が目の前にあるようです

 これからは社会にとって無用の年寄りらしく
 おさなごの時代に帰ろうと思います
 そしてひっそりと、お空に浮かぶ雲のように
 ただよい、さまよい、たわむれていけたら
 うれしいことです

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高田恭子/みんな夢の中 (1969年)
2013.07.29 Mon l 考えるお話 l コメント (1) トラックバック (0) l top


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2013.08.05 Mon l . l 編集

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