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ここ数年、といっても2000年くらいからの、お気に入りの女優さんのお話を書きたいなって、十人、思い浮かべてみました。
もう情けないほど片っ端から忘れちゃうんでメモ代わりに書いておこうと。あえて古い映画は入れません、やっぱり今の時代に生きている映画のミューズたちは進行形の「いい女」たち。紹介している映画はどれも傑作ばかり。


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エリザベス・ハーレイ 「悪いことしましョ!」2000年

このお姉ちゃんは小悪魔ではなく堂々たる悪魔、女のサターンなのです。情けないブレンダン・フレイザーの恋の成就を手伝うため、男のおしりを叩きながらも願い事を7つまで聞いてあげることに。
この悪魔姉さんがもう頼り甲斐があっていじわるでちょっと優しいところもあって、フレイザーが恋する女性よりもずっといい女。
フレイザーよ何見てんだよ、目の前にいるじゃないの最高の女がって、言いたくなります。かなり危険な香りのする姉御タイプの美人悪魔姉さん、私も叱られたい。


サマンサ・モートン
サマンサ・モートン「イン・アメリカ/三つの小さな願いごと」2003年

名作なのでもう皆さん見ておられると思いますが、私はサマンサの映画はみんな大好きです。この女優さんはSFやサスペンスやいろんな映画にでていますが、少し謎めいた、脆弱な、あやうい少女的な役がとても似合います。ちょっと現代版ジュリエッタ・マシーナみたいな感じかしら。
何に出てもいつも違ったイメージで、この映画では三人の子供たちを守る強いお母さんです。強いといっても本当は弱い女性、少女みたいなのにひたむきなお母さんらしさが切ない。
こんなきれいで可愛いママなんてうらやましい。「ギター弾きの恋」の、話せない女性ハッティ役にも泣かされました。


セシル・ドゥ・フランス
セシル・ドゥ・フランス 「モンテーニュ通りのカフェ」2006年

セシルもたくさん映画に出ていますが、私はこの太陽のようなジェシカ役がよかった。明るく健康でからっとした、前向きでチャーミングな彼女が、現実という重苦しい世界を解きほぐすように天使ぶりを発揮していきます。
いわばモンテーニュ通りを蝶のように舞いながら人々を楽しいお話に導いていくのです。群集劇ですがよくまとまっていてとても楽しい映画。
『スパニッシュ・アパートメント』の彼女もよかったです。


アニタ・カプリ<br />オーリ
アニタ・カプリオーリ 「人生、ここにあり」2008年

主人公ネッロの恋人役サラ。ネッロは労働運動の活動家、仕事を首になり、ある精神治療施設で働きます。
ここの治療は病院に閉じ込めるのではなく、一般社会で生活させること。テーマは自分たちでお金を稼ぐこと。いろいろな困難の末、ある仕事に活路を見出します。
このネッロはハゲで中年で粗野でおっちょこちょいなのですが、そんな彼を叱咤激励するのが恋人のアニータ・カブリオーリ扮する服飾デザイナーのサラ。えーなんでこんなブ男にこんなきれいな美女がって思わず嫉妬します。頭脳明晰、才色兼備、輝くようなべっぴんさんです。
お話はあの「まぼろしの市街戦」に少し共通するところがあって、夢のような市街戦に比べてこちらはもっと現実感溢れるタッチ。思わずほころんでしまう、イタリア映画らしい美味しそうな映画であり、その隠し味的スパイスがアニタ・カプリオーリなのです。


ナディーン・ラバキー
ナディーン・ラバキー 「キャラメル」2009年

この映画の感想は以前取お話ししたことがあります。
http://kuroko0922.blog54.fc2.com/blog-entry-119.html
映画の感想はさておき、監督もつとめたナディーン・ラバキー姉さん、あまりにもお美しい。レバノンのエステサロンがお話の中心、メンバーは皆チャーミングで個性的なのですがリーダーはナディーン・ラバキー。みんなそれぞれに女性の悩みや心配事をもっていて、そんな彼女たちの日常がいきいきと描かれます。
ナディーン扮するラヤールは、男が夢見る「髪結いの亭主」としては最高の美女。彼女には不倫相手の恋人がいるのですが、もうそんなくだらない男はやめて、もっと最高級の男性を探してよと思ってしまいます。私の悪いお姉さんになってほしい。あなたの下僕になります。
少しだけど女だけの淫靡な雰囲気が映画に官能的な魅力を与えています。


尾野真千子
尾野真千子 「火の魚」2009年

尾野真千子ってそんなに知らなくて、カーネーションは奥さんが楽しみに見ていて少しつきあったりもしましたが意識しなかった。彼女の大阪弁はとっても魅力だったけど美人でもないし、ね。
でも、イタズラっぽい笑顔とか生意気そうな眼差しとかやんちゃそうなはにかみとか、あー、このへんが彼女の魅力なんだろうなって。
このドラマはNHKで、原田芳雄晩年の頃の作品。わがままで扱いにくい小説家に原稿を受け取りに行く編集者の役という二人芝居。
前半の展開はもう、ピリピリするほどスリリングで原田芳雄と対等に渡り合うおのまちが素晴らしい。彼女は珍しく饒舌ではなく寡黙な編集者役、鋭い眼差しで冷静に頑迷な原田を見据えます。
後半、舞台が変わってからは緊張感が途切れ、普通っぽいドラマに、あーもったいない。でも私は彼女がいっぺんにお気に入りとなりました。インタビューなんかで見せるお茶目で可愛いところもね。


ロザムンド・パイク
ロザムンド・パイク 「バーニーズ・バージョン」2010年

たくさん見てるはずなのに最近気付いた美しき女優、ロザムンド・パイク。キリッとした表情、凛々しくもあり優しくもあり、とても理知的、なんかイギリスらしい女優さんです。とびきりのいい女。
この映画は男の破滅をユーモア交え描いているのですが、ポール・ジアマッティも素晴らしい。
なにせ自身の結婚式で客のロザムンド・パイク演じるミリアムに一目惚れ、結婚式を抜けだして彼女を追って告白するのです。
そんなばかなって、それが納得できるほどロザムンドが美しい。それからは猛烈なアタック、シニカルな男なのに無我夢中で女性に恋してしまう切ない男をジアマッティは見事に演じます。
長い結婚生活の後で、ちょっとした浮気でミリアムは家を出てしまうのですが、そんな、大きな子供二人もいるのにね、このへんは女性って怖いな、一度ぐらい許してやってよ、もうお互い中年なんだから、と思わずにいられません。妻に去られた男の悲哀は昔から普遍的なテーマ。美しくて優しい愛する奥様に拒絶されたらもう男はやり直しがきかないんだよね。
教訓。妻を愛している人は浮気をしてはいけません、捨てられるから。


ナタリア・ベルベケ
ナタリア・ベルベケ 「屋根裏部屋のマリアたち」2011年

ある資産家にメイドとして雇われたスペイン人のマリア。そんな彼女と屋根裏部屋に住むメイドたちとの騒動がテーマ。
資産家のジャン=ルイ・ジュベールは奥様とのトラブルもあって少年時代を過ごした屋根裏に逃げこみます。ここからは色々あって、彼はマリアに恋をするのですが、中年の男にとってマリアがどんなに素晴らしい女性かが色々なエピソード、ディテールによって描かれます。
生活に飽いた男にとっての理想のような女性がマリアなんだなって。彼女は母でもあり恋人でもあり妻でもあり良き友人でもあるところの究極の「女性」なのですね。
最後はフランス版ラブストーリーになるのですが、そこはハリウッド映画と違ってちゃんと生活の匂いがしているのです。マリア頑張れ。


カリン・ヴィアール
カリン・ヴィアール「フランス、幸せのメソッド」2011年

娘3人と暮らすシングルマザーのフランスは失業してパリに出稼ぎに行きます。そこでのスッタモンダのお話ですが、カリン・ヴィアール、三人の子持ちなのに天真爛漫、肝っ玉かあさん、陽気で楽天的、ぱりっぱりの元気な女性、なんたって負けず嫌いの、間違ったことが大嫌いの、でもとってもチャーミングなお母さん役です。
すっきりくっきり美人のカリン・ヴィアールがとっても上手、コメディっぽいところも楽しいし、ちょっと夢見るような乙女心も見せます。
もうベテランの女優さんなのですが今まで知らなかった。ちょっと男勝りのところも魅力的、美人なのに下町のおっかさん役もピッタリ。こんなお母さんのところに生まれた子は幸せだね。私もこんな人がそばにいたら恋してしまいそう。


ミシェル・ウィリアムズ
ミシェル・ウィリアムズ 「テイク・ディス・ワルツ」2011年

彼女は危なかしくって不安気で少女からぬけきれないあやうさを演じさせたらとっても上手で、見ているおじさんはハラハラしてしまいます。
この映画のミシェルは優しい夫に愛されて、もうしょっちゅう二人でいちゃつくほど、普通の夫婦としては何不自由なくすごしているのですが、それがかえって満たされないような小さな不満、あるいは不安めいたものを誘います。偶然出会った近所のアート系ジゴロっぽい若者に出会って、少しづつひかれていきます。
このへんの女性特有の微妙な心理は解らぬもないのですが、アバンチュールとしてちょっと遊ぶだけでもよかったのに、夫に告白して家を出てしまいます。この気持は確固たる確信があって別れるのならいいのですが、やっぱり後ろ髪を引かれるものがあるのですね。いまだ心は少女なのです。
家を出たけれど彼との生活もやっぱり少しづつ倦怠感が忍び寄ってくる。二人で暮らすとはそういう可能性が生まれるということ。
ちょっとした事件があってかつての家に瞬間戻るのですが、夫とのやりとりのなか、ひょっとしたら帰っておいでと言われる期待感が少しあったのでしょう。その思いがこころをかすめ、でもそれがなかった瞬間、居場所を失ったようにトボトボと彼の家に戻るときのミシェルの、子どものような泣き顔がもうたまりません。抱きしめてあげたい。

表層上は単なる妻の不倫話でしょうが、この映画のほんとうの意味は、なぜ男女は二人が単位なのか、三人という関係はありえなのかというテーマなのですね。
別に結婚というカタチではなく、それ以外の愛の形式、関係があってもいいのではと監督のサラ・ポーリーが問いかけたかったと。男が複数の女性を愛せるように女性も二人愛せるような関係は作れないのかって。
夫と彼との間を揺れ動く彼女はラスト、遊園地の乗り物に乗って一人、その遊戯を楽しむのです。男たちから開放されたかのような笑顔で。よくいえばこれからの人生に光さすものが生まれたのかも。新しい旅立ちを予感させる名シーン。
彼女はこの映画で何度か全裸を見せます。女優ってこれがほんとだよね、日本のお高く気取った女優には絶対出来ないだろう。ミシェルは今最高に素敵な女優さん。

※ここで紹介した映画は女優さんに関係なくお勧め作品ばかりです。
 どうぞ秋の夜長にレンタルで愉しんでください。


特別編
ずーっと幼いころに観たのにいまだに残像が残っている映画ってありますよね。そんな映画の記憶の女性を探ってみようかなって。

白娘子
白娘(ばいにゃん)「東映アニメ 白蛇伝」

小学生の頃近所の上六の映画館で見ました。よく覚えています。テレビでアニメなんてあんまりなかったし、ワクワクして観に行きました。このアニメの数年前に『白夫人の妖恋』っていう映画があって、私はそれも観ていた記憶があります。これは実写版。
白蛇伝は白蛇の妖精に恋した男の子のお話。白娘という女の子がもう勝ち気で一途で可愛くて、私はアニメの女の子に恋したのはこれが初めてです。
DVD出てるんだろうな、見ようかな、でもイメージ壊れるの嫌だからやめようかな。

叶順子
叶順子 「大映映画」

近所の玉造の大映映画館で観ました、でも何の映画だった覚えていません。多分1957年前後だろうと。映画の女優さんに恋心をおぼえたのはこの人が最初です。
ふっくらして柔らかそうな表情、笑顔が素敵で優しそう。ラブシーンがあったような、相手は船越英二だったか根上淳だったか、それもあやふや。
何年かして引退しちゃったけど、それはニュースで覚えています。多分私の女性像の最初のイコンになった女性です。

マリア
マリア 「メトロポリス」

リラダンの「未来のイブ」っていう小説があって読み始めたはいいけど途中で挫折、そのイメージをこのマリア像に勝手に重ねていたんですね。
二十歳過ぎ、SFファンたちが自主上映会なんかしてましたね、芦屋小雁なんてマニアもよく来てました。
大人になってビデオを借りて画面を写真にとったりプリントして友だちにあげたりしましたがだれも喜ばなかった。
なんていうか映画もそうなんだけどとっても表現主義的で、モノクロの階調もセットも描写もマリアの造形も全体のトーンも全てがアーティフィシャルでSF的雰囲気が素晴らしかった。
マリアが人造人間になる前もなった後も、そしてその誕生シーンも、私がSF映画を好きになった理由もそこにあったんだろう。
アンドロイドはここから映画にとって魅力的な素材になっていきました。忘れていたけど私はロボット映画が大好きなのです。

Patti Page - Can't Help Falling in Love
2013.09.17 Tue l 映画のお話 l コメント (0) トラックバック (0) l top


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