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寺田寅彦という偉い先生が「懐手して宇宙見物」という名セリフを放った。
正確には「好きなもの イチゴ珈琲花美人 懐手して宇宙見物」
のなかの言葉です。

昔のダンディな人は、みんなおしゃれな一言を残しているのだけれど、それはきっと、彼等が直観という大胆で無垢な磁力を持っていたからでしょう。

イナガキタルホの「地上とは思い出ならずや」。
吉田一穂の「つねに遠のいてゆく風景‥‥」。
金子光晴の「僕?僕とはね、からっぽのことなのさ」。
寺山修司の「サヨナラだけが人生さ」。

詩人だけではなく、市井の人々の何気ないコトバにはっとさせられたり、例えばたまたま酒場で隣り合わせたおじいさんとの会話の一言がいつまでも心から離れなかったりします。

何も残せなくてもいい、このまま秋風の舞う流れにまみれて消えさっていってもいい、けれどもなにかひとこと、自分の心身からにじみ出た言葉が欲しい、と、ひんやりしてきた秋の季節に、ふいに贅沢にも思ったりしてしまうのです。

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Brahms: Symphony 4. Mov 1, Part 1


ブラームスってすごくわかりやすい音楽で、中高生やなんかが聴いてもたっぷりとその気分にひたっていけるところがあるのです。
センチメンタルでノスタルジックな気分に魅せられる脆弱な男はみんなブラームスがお好きです。何十年たっても、幾つになってもブラームスは、羊のような優しい音楽。
2013.09.29 Sun l 本のお話 l コメント (0) トラックバック (0) l top


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